糖尿病で恐ろしいのは合併症の危険が増えることですが、特に警戒しなければいけないのは食後高血糖です。
血糖値は常に一定であるわけではありません。
身体の活動の状況によって変化します。
特に食事の後には血糖値が上昇します。
そこで、糖尿病治療では、食事を摂ってから長時間をおいたときの空腹時血糖値と食事から二時間後の食後血糖値の二つを計測し、糖尿病の状況を判断しています。
糖尿病の人は全般的に血糖値が高いのですが、食後の血糖値は特に高くなります。これを食後高血糖と呼びます。
実は、合併症は食後血糖値が高いほど起こりやすいのです。
特に、心筋梗塞や脳梗塞などは食後高血糖と深く関連しています。